茨城県日立市は、日立製作所の創業の地として知られる「ものづくりのまち」であると同時に、太平洋と山々に囲まれた自然豊かな環境と、独自の子育て支援策で近年注目を集めているまちです。2026年の「住みよさランキング関東編」(東洋経済新報社)では前年の16位から4つ順位を上げて第12位にランクイン。この記事では、日立市への転入・住み替えを考えている方に向けて、アクセス・子育て支援・地価の実情を市の公式データをもとにまとめました。

日立市はどんなまち?基本データで見る全体像

日立市は茨城県の北東部、太平洋に面した細長い形状のまちです。茨城県統計課「市町村のデータ」によると、常住人口は158,742人・世帯数75,805世帯(令和8年4月1日現在)で、県内でも人口規模の大きい市の一つです。市域は海から山まで高低差があり、坂道の多いまちとしても知られています。

日立市 基礎データ 早見表 mito-housedo.com

住みよさランキング2026関東編で第12位

東洋経済新報社が公表する「住みよさランキング2026」関東編によると、日立市は関東の自治体の中で第12位にランクインしました。前年の16位から4つ順位を上げており、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点から算出される指標での評価です。茨城県内では2位という評価も報じられており、子育て支援策の充実などが要因の一つと見られています。

日立市の交通アクセス

日立市の中心駅はJR常磐線「日立駅」です。移住支援ポータル「移住の地図」によると、水戸駅までは約30分、東京駅までは特急ひたち利用で約90分とされ、通勤圏としても視野に入る距離感です。市内には日立駅のほか、常陸多賀駅・大甕駅などJR常磐線の駅が複数あり、エリアによって最寄り駅が異なります。

一方で、Yahoo!知恵袋等の住民の声では「発展が早かった関係で道路幅が狭く、信号間隔も短いため渋滞が起きやすい」という指摘もあり、車移動が中心の生活では時間帯によって混雑に注意が必要です。日立港が貿易港であることから、大型トラックの往来が多い地域があることも実情として押さえておきたいポイントです。

日立電鉄交通サービスが市内路線バスの中心

日立市内の路線バスは日立電鉄交通サービスが運行を担っており、日立駅を起点に市内各所へ路線が伸びています。同社は日立市・常陸太田市・高萩市・北茨城市を営業エリアとし、東京・東京ディズニーリゾート方面への高速バスや、羽田空港・成田空港へのリムジンバスも運行しています。

常磐自動車道の2つのIC(日立中央IC・日立南太田IC)

車移動では常磐自動車道の日立中央IC・日立南太田ICの2つのインターチェンジが市内にあり、エリアによって最寄りのICが異なります。日立中央ICは市の中心部に近く、日立南太田ICは大和田町・神田町エリアに近い立地です。

高速バスで「いわき-日立-東京ディズニーリゾート」線も利用可能

茨城交通が運行する高速バス「東京ディズニーリゾート線」は、いわき市から日立市を経由して東京ディズニーリゾートまで全席予約制で結んでいます。車を使わずレジャーや都心方面へ出たい方にとって、JR常磐線特急に加えたもう一つの選択肢です。

日立市の子育て・教育環境「6つの無料」

日立市公式ホームページによると、市は独自の子育て支援策として「6つの無料」を掲げています。

  • 18歳まで医療費が無料(小児医療福祉費支給制度・マル福)
  • 第2子以降の保育料が無料
  • 産前産後のヘルパー派遣料が無料
  • ランドセル・スクールカバンが無料
  • 学校給食費が無料(小中学生)
  • 遊んで学べる施設が無料

これだけの支援策を独自制度としてまとめて実施している市は茨城県内でも珍しく、子育て世帯にとって経済的な負担軽減効果は大きいといえるでしょう。対象年齢や所得制限の有無など詳細は市の公式ページで随時更新されるため、転入予定の方は最新情報をご確認ください。

子育て世帯が楽しめるスポット

市内には「かみね動物園」や「奥日立きららの里」など、子育て世帯に人気の施設が複数あります。日本さくら名所100選に選ばれた平和通り・かみね公園、市内6か所のビーチなど、自然に触れられるスポットが多いのも日立市の特徴です。

マル福・保育所・支援センター・妊婦支援給付金など、日立市の子育て・教育制度をさらに詳しく知りたい方は、日立市の子育て・教育ガイド|マル福・保育所・学区【2026】で公式データをもとに詳しく解説しています。

日立市の気候

住民の口コミによると、日立市は夏場でも猛暑日が少なく、冬場も真冬日の最低気温が-2度程度と、比較的温暖な気候とされています。「水戸市や土浦市よりも過ごしやすい」という声もある一方、海沿いは風が強く、山の中腹部より2〜3度低くなる地域差もあるとされています。雪はほとんど降らないため、積雪への備えは他の内陸部ほど必要とされない傾向です。

日立市のエリア別の特徴

日立市は海沿いから山側まで縦に長い地形のため、エリアによって暮らしの様子が変わります。

日立駅周辺・中心市街地

日立駅周辺は市の中心部で、商業施設や公共施設が集まっています。日立駅は海に面したガラス張りのデザインで知られ、駅から徒歩圏には日立シビックセンターなどの文化施設もあります。通勤・通学の利便性を重視する方に向いているエリアです。

常陸多賀駅・大甕駅周辺

日立駅の南側には常陸多賀駅、北側には大甕駅があり、それぞれの駅周辺にも住宅地が広がっています。日立製作所の主要な事業所が立地するエリアもあり、企業城下町としての性格が色濃く残る地域です。

高台・山側エリア

日立市は坂道が多いまちとして知られ、高台に位置する住宅地からは太平洋を一望できる眺望が魅力です。一方で日常の移動には車や坂道への対応が必要になる場合があるため、実際に現地を歩いて確認することをおすすめします。

日立市の高齢化と人口動態

日立市は日立製作所の企業城下町として発展してきた歴史があり、高齢化率は40%近傍まで進んでいるとされています。日立市独自の空き家実態調査では平成28年の2,878戸から令和3年には4,214戸へと増加が確認されており、総務省の住宅・土地統計調査でも空き家戸数の推移が公表されています(調査方法が異なるため両者を単純比較せず、傾向として捉えることが大切です)。今後は相続や住み替えに伴う不動産の動きが増えていく局面といえるでしょう。 日立市の人口・地価がこの40年でどう変化してきたかを長期データで詳しく見たい方は「日立市の人口と地価の推移」でまとめていますので、あわせてご覧ください。

日立市の防災・ハザードマップ

日立市公式ホームページによると、市は「日立市WEB版ハザードマップ」を公開しており、市内全域を対象に洪水・大雨浸水・土砂災害・津波の各リスクを確認できます。洪水については久慈川・茂宮川・十王川・花貫川など市内を流れる河川の浸水想定区域が指定されており、津波については茨城県作成の津波浸水予測図をもとに、最大クラスの津波による浸水範囲と東日本大震災における浸水実績の両方が公表されています。

市はさらに市内を8つの地区に分けた「地区別防災マップ」も作成しており、身近な災害リスクと避難先をエリアごとに確認できるようになっています。海に面した立地のため津波リスクを気にする方もいますが、高台エリアも多く、実際の浸水想定は地区によって大きく異なります。物件購入・売却の際は、必ず最新のハザードマップで該当エリアのリスクを確認することをおすすめします。

地区ごとの詳しいハザード情報・避難所・総合防災マップの見方は日立市の防災・ハザードマップ完全ガイド【2026年版】で詳しく解説しています。

日立市の住まいの相場(公示地価2026)

民間の地価集計によると、日立市の2026年公示地価平均は37,398円/m2・前年比−0.22%です。用途別では工業地のみ+0.41%とプラスに転じており、住宅地と工業地で明暗が分かれています。地価は地点や地域によって差が大きいため、あくまで市全体の目安としてご覧ください。

日立市で家を売る・持つときに知っておきたいこと

日立製作所の企業城下町として発展してきた日立市には、社宅街として整備された住宅地や、坂の多い高台の戸建てなど、多様な物件タイプがあります。高齢化の進行に伴い、相続した実家や空き家になった住宅の扱いに悩む方も増えています。当社では日立市エリアの解体・空き家に関するご相談を承っております。詳しくは下記の関連記事もあわせてご覧ください。

日立市の空き家の現状とまちの変化【2026】、解体費用の補助金については日立市の空き家 解体補助金は50万円|条件と売却の順番【2026】もあわせてご参照ください。

よくある質問

Q. 日立市は住みやすい街ですか?

東洋経済新報社「住みよさランキング2026」関東編で第12位(前年16位から上昇)にランクインしています。子育て支援「6つの無料」や自然環境の豊かさが評価されている一方、坂道や渋滞など地域特有の課題もあるため、実際に街を歩いて確認することをおすすめします。

Q. 日立市から東京への通勤は可能ですか?

JR常磐線の特急ひたち利用で東京駅まで約90分とされています。水戸駅までは約30分です。通勤時間としては長めのため、テレワークとの組み合わせや、通勤頻度を踏まえて検討するとよいでしょう。

Q. 日立市の子育て支援「6つの無料」とは何ですか?

18歳までの医療費無料、第2子以降の保育料無料、産前産後ヘルパー派遣料無料、ランドセル・スクールカバン無料、学校給食費無料、遊んで学べる施設の利用無料の6つを指す日立市独自の子育て支援策です。

Q. 日立市の地価は上がっていますか?

2026年の公示地価平均は37,398円/m2・前年比−0.22%です。用途別では工業地のみプラス(+0.41%)に転じており、エリアや用途によって傾向が異なります。

Q. 日立市の気候は厳しいですか?

住民の声では夏は猛暑日が少なく、冬も雪がほとんど降らない比較的温暖な気候とされています。ただし海沿いは風が強く、山側との温度差がある点には留意が必要です。

Q. 日立市に空き家は多いですか?

日立市独自の実態調査では空き家戸数が増加傾向にあることが確認されています。企業城下町として発展した経緯から高齢化率が高く、今後も相続や住み替えに伴う空き家の増加が見込まれます。

Q. 日立市の高台エリアと海沿いエリア、どちらがおすすめですか?

高台エリアは太平洋を望む眺望が魅力で津波リスクが相対的に低い一方、坂道が多く車移動が前提になりやすい傾向があります。海沿い・駅周辺エリアは生活利便性が高い反面、ハザードマップで浸水想定を確認しておくことが大切です。ライフスタイルに応じて、実際に現地を歩いて比較することをおすすめします。

Q. 日立市に路線バスはありますか?

日立電鉄交通サービスが日立市内の路線バスを運行しています。同社は日立市・常陸太田市・高萩市・北茨城市を営業エリアとしており、東京・東京ディズニーリゾート方面への高速バスや羽田・成田空港へのリムジンバスも運行しています。

Q. 日立市には高速道路のインターチェンジがいくつありますか?

常磐自動車道の日立中央IC・日立南太田ICの2つがあります。日立中央ICは市の中心部に、日立南太田ICは大和田町・神田町エリアに近い立地です。

日立市は、独自の子育て支援策と自然豊かな環境、住みよさランキングでの評価上昇など、暮らしの魅力が多角的に確認できるまちです。坂道や交通事情など実際に確認しておきたい点もあるため、現地見学もおすすめします。日立市エリアでの不動産・空き家のご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

日立市の不動産売却・査定なら

日立市エリアでの不動産売却・買取・査定のご相談は、ハウスドゥ 水戸店までお気軽にお問い合わせください。

お電話でのご相談:0120-565-072
LINEでのご相談:公式LINEはこちら
無料査定のお申し込み:無料査定・ご相談はこちら

▶ あわせて読みたい:日立市の空き家をどうする?6つの選択肢【2026年版】(実家・空き家を売る・活かす判断ガイド)

実際にどのような売却・査定の実績があるのか気になる方は、当店の売却査定実績とお客様の声もあわせてご覧ください。

▶あわせて読みたい:水戸店の売却査定実績とお客様の声はこちらでご紹介しています。水戸市の売却査定実績・お客様の声

省エネ家電・耐震改修・ブロック塀・浄化槽など日立市の住宅補助金まとめ【2026年版】もあわせてご覧ください。

無料相談フォーム

この記事に関するご相談はこちらから。秘密厳守で対応いたします。

    物件種別(必須)

    物件のご住所(必須)

    マンション名(マンションの方のみ)

    お名前(必須)

    お電話番号(必須)

    メールアドレス(必須)

    ご希望の相談方法(任意)

    ご来店・訪問をご希望の方は、日時をご指定ください

    第1希望日時(任意)


    第2希望日時(任意)


    備考(任意の補足)