那珂市には、木造住宅の耐震化や浄化槽の設置にかかる費用を補助する制度があります。木造住宅耐震化の補助金は令和8年度の申請受付が8月31日までと期限が迫っています。この記事では、ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸が、那珂市の住宅リフォーム関連補助金のうち「耐震改修」と「浄化槽設置」について、一次情報にもとづいて解説します。
那珂市の住宅リフォーム関連補助金、令和8年度の状況
那珂市が実施する住宅関連の補助金にはいくつか種類があり、対象となる工事によって申請先や条件が異なります。
対象になる工事は「耐震改修」と「浄化槽設置」
那珂市公式サイトによると、住宅の耐震化については木造住宅の耐震診断士派遣・耐震改修総合事業への補助が、生活排水の処理については浄化槽の設置費用や単独処理浄化槽・くみ取り槽からの転換費用への補助が、それぞれ用意されています。
危険ブロック塀の補助は別記事で解説済み
敷地の危険なブロック塀を撤去する費用への補助制度もありますが、こちらは既存の那珂市に空き家の解体補助金はある?答えと代替制度【2026】で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
那珂市は旧耐震基準の住宅が一定数残るエリア
那珂市は2005年に那珂町と瓜連町が合併して誕生した市で、市域には昭和期から住宅地として発展してきたエリアも含まれます。こうした背景から、市内には昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建てられた木造住宅が一定数残っているとみられ、那珂市が毎年度、耐震化の補助制度を設けている理由のひとつと考えられます。
木造住宅の耐震化補助金(令和8年度)
旧耐震基準で建てられた木造住宅を対象に、耐震診断や耐震改修工事の費用を補助する制度です。
対象は昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅
那珂市公式サイトによると、対象になるのは市内にある昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅の所有者で、市税などを滞納していない方です。東日本大震災等の地震被害による補修工事は対象外、国の補助等を受けた方も申請できません。
耐震診断士派遣・耐震改修総合事業の内容
制度は大きく2つに分かれます。1つ目は「耐震診断士派遣」で、市が派遣する耐震診断士が耐震診断を行うもので、自己負担額は2,000円(それ以外の費用負担はなし)です。2つ目は「耐震改修総合事業」で、耐震改修計画の策定と改修工事にかかる費用の5分の4(限度額100万円)が補助されます。なお耐震診断費補助は令和8年度は実施されていません。
令和8年度の受付枠と申請期限(8月31日まで)
令和8年度は、耐震診断士派遣が6戸、耐震改修総合事業が1戸のみ、いずれも先着順で受け付けられています。申請期間は令和8年6月15日から8月31日までで、この記事の公開時点であと数日という状況です。木造住宅の耐震化を検討している那珂市在住の方は、都市計画課へ早めに相談することをおすすめします。

浄化槽設置に関する補助金
公共下水道の事業計画が定められていない地区や農業集落排水処理施設の事業採択区域を除いた地域では、住宅に合併処理浄化槽を設置する際の費用を補助する制度があります。
浄化槽設置補助金(5人槽・7人槽・10人槽)
那珂市公式サイトによると、浄化槽設置費用の補助額は5人槽(延べ床面積140平方メートル未満)が332,000円、7人槽(延べ床面積140平方メートル以上)が414,000円、10人槽(2世帯住宅)が548,000円です。ただし、すでに合併処理浄化槽が設置されている家屋の建て替え・増築に伴う設置は対象外です。
単独処理浄化槽・くみ取り槽からの転換補助
現在、単独処理浄化槽またはくみ取り槽を使用している場合、その撤去費用にも補助があります。単独処理浄化槽の撤去は150,000円、くみ取り槽の撤去は120,000円です。また、単独処理浄化槽・くみ取り槽から合併処理浄化槽へ転換する場合に限り、宅内配管工事費用に330,000円、処理水を側溝等に流せない場合の敷地内処理装置設置費用に50,000円の補助が受けられます。
雨水貯留施設設置補助金
浄化槽設置補助や下水道等への接続にともない、使用しなくなる浄化槽を清掃・消毒したうえで雨水貯留施設として再利用する場合には、120,000円の補助があります。既存の浄化槽を有効活用できる制度です。

補助金を使う際の注意点
いずれの補助金も、手続きを誤ると受け取れなくなる可能性があるため注意が必要です。
那珂市登録の浄化槽工事業者のみ施工可能
浄化槽の設置工事は、茨城県登録浄化槽工事業者のみが行うことができます。設置や補助金申請の手続きも、一般的には工事業者を通じて提出する形になります。
交付決定前の契約はNG
ブロック塀の補助金と同様、耐震改修・浄化槽設置の補助金も、市からの交付決定通知を受け取る前に業者と契約を結んでしまうと補助の対象外になる可能性があります。事前相談から交付決定までは一定の期間を要するため、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。また浄化槽設置後は、申請時に提出する誓約書のとおり維持管理を徹底しないと、補助金の返還を求められる場合があります。
那珂市の中古住宅を購入・相続したときの耐震性の考え方
那珂市で中古の木造住宅を購入・相続した場合、建築年によって耐震性への向き合い方が変わってきます。
昭和56年5月31日が新耐震・旧耐震の境目
建築基準法の耐震基準は昭和56年6月1日に大きく改正されており、那珂市の耐震化補助金もこの日付を基準に対象を区切っています。購入・相続した木造住宅がこの日付より前に建築されている場合は、耐震診断士派遣の対象になる可能性があるため、まずは那珂市都市計画課へ確認するとよいでしょう。
耐震診断の結果は売却時にも活用できる
耐震診断で建物の上部構造評点(耐震性を示す指標)を把握しておくと、住み続ける場合の安心材料になるだけでなく、将来的に売却する際にも、購入検討者への説明材料として活用できます。診断結果を保管しておくことをおすすめします。
那珂市で家を売る・住み続けるときに知っておきたいこと
耐震改修や浄化槽の設置は、住み続ける場合だけでなく、将来の売却にも関わってくるポイントです。
リフォーム履歴は売却時のアピールポイントになる
耐震改修工事や浄化槽の新設・転換工事を行った実績は、購入検討者に安心材料として伝えられる情報です。工事内容や実施時期を記録・保管しておくと、売却時の説明がスムーズになります。
補助金を使った改修と査定への影響
補助金を利用したかどうかが直接査定額を左右するわけではありませんが、旧耐震基準の建物か新耐震基準の建物か、生活排水の処理方式(浄化槽か下水道か)は、査定やご購入検討者への説明に関わる情報です。那珂市の防災・ハザード情報は那珂市の防災・ハザードマップ完全ガイド|洪水・土砂災害・地震【2026年版】でも解説していますので、あわせてご確認ください。那珂市での売却・査定を検討されている方は、当店の売却査定実績とお客様の声もぜひご参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 那珂市の木造住宅耐震化補助金の申請期限はいつまでですか?
令和8年度は令和8年6月15日から8月31日までです。耐震診断士派遣6戸・耐震改修総合事業1戸のいずれも先着順のため、期限内でも枠が埋まり次第終了となる可能性があります。
Q2. 耐震診断士派遣を利用するといくらかかりますか?
自己負担額は2,000円のみで、それ以外に申請者が負担する費用はないとされています。
Q3. 那珂市の浄化槽設置補助金はいくらもらえますか?
浄化槽の規模により異なり、5人槽が332,000円、7人槽が414,000円、10人槽(2世帯住宅)が548,000円です。すでに合併処理浄化槽が設置されている家屋の建て替え・増築に伴う設置は対象外です。
Q4. くみ取り槽から合併処理浄化槽に転換する場合、どんな補助がありますか?
浄化槽設置補助金に加えて、くみ取り槽の撤去費用に120,000円、宅内配管工事費用に330,000円の補助があります。処理水を側溝等に流せない場合は敷地内処理装置設置費用として50,000円も補助されます。
Q5. ブロック塀の補助金についても教えてください。
危険なブロック塀の除却費用への補助制度もあります。詳しくは那珂市に空き家の解体補助金はある?答えと代替制度【2026】で解説していますのでご覧ください。
Q6. 補助金の申請はどこに相談すればよいですか?
耐震化とブロック塀の補助金は那珂市都市計画課、浄化槽設置の補助金は担当課へお問い合わせのうえ、原則として工事を依頼する業者を通じて申請手続きを行います。
まとめ
那珂市には、木造住宅の耐震改修や浄化槽の設置にかかる費用を補助する制度があります。耐震化の補助金は令和8年度の申請受付が8月31日までと期限が迫っており、先着順のため早めの相談が重要です。浄化槽設置の補助金は5人槽・7人槽・10人槽の区分ごとに金額が定められ、単独処理浄化槽やくみ取り槽からの転換にも補助があります。那珂市での住まいのリフォーム・売却をご検討の際は、ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸にお気軽にご相談ください。
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