「相続した実家が水戸市内にあるが、道路に接していないと言われて驚いた」「古くからの住宅地で、建て替えができない土地だと知った」——水戸市は城下町由来の細い路地や、昔ながらの住宅地が多く残るため、いわゆる「再建築不可物件」が珍しくないエリアです。この記事では、再建築不可物件がなぜ生まれるのか、売りにくいと言われる理由、そして水戸市で実際に売却する方法と流れを、買取専門店の立場から解説します。なお、相場・売却の流れ・費用や税金など水戸市の不動産売却全体の基礎知識は水戸市の不動産売却|相場・流れ・費用と査定の完全ガイド【2026年】で詳しくまとめています。あわせてご覧ください。
再建築不可物件とは?建築基準法の「接道義務」を理解する
再建築不可物件とは、今建っている建物を解体すると、法律上は新たに建物を建て直せない土地のことです。原因の多くは、建築基準法第42条・第43条が定める「接道義務」を満たしていないことにあります。原則として、幅員4m以上の道路に間口2m以上接していない敷地には、新築や建て替えの許可が下りません。
水戸市で再建築不可物件が生まれやすい理由
水戸市中心部や古くからの住宅地には、区画整理が行われる前からの細い路地や、位置指定を受けていない私道に面した土地が点在しています。こうしたエリアで長く住み継がれてきた家を相続した場合、「売ろうとして初めて再建築不可だと知る」というケースが少なくありません。
再建築不可物件が売りにくいと言われる3つの理由
①住宅ローンの融資がつきにくい
再建築ができない土地は担保価値が低く見られるため、金融機関の住宅ローン審査に通りにくくなります。買主がローンを組めなければ、購入できる人は現金一括で買える層に限られてしまいます。
②買主が現金購入者や投資家に限られる
結果として、一般の仲介市場では「欲しい人はいるが、資金の壁で買えない」という状況が生まれやすく、成約までの時間が長引く傾向があります。
③銀行の担保評価が低くなりやすい
再建築不可の土地は将来の建て替えができない分、資産としての評価も下がりやすく、相場より価格を抑えないと売れにくいという現実もあります。
再建築不可を解消して売る4つの方法

①隣地の一部を買う・借りる
隣接する土地の一部を買い取る、あるいは借地契約を結ぶことで接道義務を満たせる場合があります。隣地所有者との交渉が前提になるため、時間はかかりますが、実現すれば土地の価値を大きく回復できます。
②セットバックで道路幅を確保する
道路の中心線から敷地側に後退(セットバック)することで、将来的に幅員4mを確保できる見込みが立つ場合、再建築が認められることがあります。
③43条2項許可(但し書き道路)を申請する
敷地の周囲に広い空地があるなど一定の条件を満たす場合、特定行政庁の許可を受けて再建築が認められる制度です。審査には時間がかかり、必ず許可されるとは限りません。
④再建築不可のまま買取業者に売る
上記3つの方法はいずれも時間や交渉が必要です。「今の状態のまま、早く現金化したい」という場合は、再建築不可物件の活用ノウハウを持つ買取業者に直接売却する方法が現実的な選択肢になります。
水戸市で再建築不可物件を売る際に確認しておきたいこと
道路の種別を確認する
敷地に接する道路が建築基準法上どの種別に該当するかによって、取れる対策が変わります。水戸市の建築指導を担当する窓口(都市計画部門)で、道路種別や位置指定道路の有無を確認しておくと、売却の相談がスムーズに進みます。
建築計画概要書・道路調書の有無を確認する
過去に建築確認を受けた記録が残っていれば、道路との関係を示す資料として活用できることがあります。権利証や登記簿と合わせて確認しておきましょう。
再建築不可物件の売却相場の目安
再建築不可物件の価格は個別性が非常に高く、公的な統計データはありません。一般的な不動産業界の目安として、同エリアの再建築可能な物件と比べて5〜7割程度の価格になりやすいと言われていますが、これはあくまで目安であり、立地・接道状況・隣地との関係によって大きく変動します。正確な金額は、現地を見た上での査定でしか把握できません。
仲介と買取、どちらが向いているか
仲介が向いているケース
隣地買収やセットバックなど、接道義務を解消できる見込みがあり、時間をかけてでも高値を狙いたい場合は仲介での売却も選択肢になります。
買取が向いているケース
「相続税の納付期限が迫っている」「遠方に住んでいて管理が難しい」「早く現金化して整理したい」といった事情がある場合は、現況のまま買い取ってもらえる買取専門店への相談が向いています。
水戸市の再建築不可物件を売却する流れ

無料査定の申し込みから、現地調査・道路種別の確認、売却方法(買取か仲介か)のご提案、契約・決済、引き渡しという流れで進みます。買取の場合、契約から決済までの期間を短縮できることが多く、相続や資金化を急ぐ方に選ばれています。
売却にかかる費用と税金
譲渡所得税(20.315%)の基本
不動産を売却して利益(譲渡所得)が出た場合、所有期間が5年を超える「長期譲渡所得」であれば税率は合計20.315%(所得税15.315%+住民税5%)、5年以下の「短期譲渡所得」であれば合計39.63%が原則です。
3000万円特別控除は使える?
売却する不動産が「自分が住んでいた家(居住用財産)」に該当する場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例があります。相続した空き家の場合も、一定の要件を満たせば「被相続人の居住用財産(空き家)の3,000万円特別控除」の対象になることがあります。適用要件は年々見直されるため、確定申告の際に税務署または税理士に確認することをおすすめします。
取得費加算の特例(相続の場合)
相続した不動産を、相続開始から一定期間内に売却した場合、相続税の一部を取得費に加算できる特例があります。相続税を納めている場合は、あわせて確認しておきたい制度です。
再建築不可物件によくあるトラブル・注意点
隣地との境界・越境物
古くからの住宅地では、塀や屋根の一部が隣地に越境しているケースも見られます。境界が曖昧なまま売却を進めると、後々のトラブルにつながるため、事前に確認しておくことが大切です。
再建築不可であることの告知義務
売主には、再建築不可であることなど物件の重要な事実を買主に伝える義務があります。知っていて伝えなかった場合、契約不適合責任を問われる可能性があるため、査定・売却の相談時には正直に状況を伝えることが結果的にスムーズな売却につながります。
ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸が選ばれる理由
ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸は、水戸市・県央エリアで再建築不可物件・訳あり物件・空き家など、一般の仲介では売りにくいとされる不動産の買取に対応しています。全国的な知名度を持つハウスドゥブランドのもと、地域に根ざした査定・買取実績を積み重ねています。現況のまま、秘密厳守で査定を承っていますので、「再建築不可と言われて困っている」という段階でもお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 再建築不可物件でもリフォームはできますか?
A. 建物を解体せず、既存の柱や基礎を残す範囲での増改築・リフォームは可能な場合があります。ただし大規模な建て替えはできないため、事前に専門家へ確認することをおすすめします。
Q2. 再建築不可物件は住宅ローンを使って買えますか?
A. 一般的な住宅ローンは審査が通りにくい傾向にあります。金融機関や条件によって対応が異なるため、買主側が個別に確認する必要があります。
Q3. 査定額はどのように決まりますか?
A. 接道状況、隣地との関係、エリアの相場、建物の状態などを総合的に見て査定します。水戸市内であれば現地調査のうえ、具体的な金額をご提示します。
Q4. 相続した実家が再建築不可かどうか、自分で調べられますか?
A. 登記簿や公図である程度の目安はつけられますが、道路種別の正確な判定は行政窓口での確認が必要です。判断に迷う場合は、査定のご相談と合わせて確認することも可能です。
Q5. 買取と仲介、査定額はどちらが高くなりますか?
A. 一般的には仲介の方が高値になる可能性はありますが、成約までの期間や再建築不可であることの制約により、必ずしも仲介が有利とは限りません。急ぎの事情がある場合は買取も含めて比較検討することをおすすめします。
Q6. 隣地の所有者と連絡が取れません。それでも売却できますか?
A. 隣地交渉が難航している場合でも、現況のまま買取という選択肢があります。まずは状況をお聞かせください。
まとめ
再建築不可物件は「売れない」わけではなく、「売り方を選ぶ必要がある」不動産です。隣地買収やセットバック、43条2項許可といった解消策には時間がかかる一方、現況のまま買取を選べば、早期の現金化も可能です。水戸市内で再建築不可物件の売却をお考えの方は、まずは無料査定でご相談ください。実家の整理という点では、水戸市の空き家バンク|登録条件と活用までの流れ【2026年】もあわせて参考になります。なお、接道義務とは別に、崖地や斜面地に関わる土砂災害警戒区域の建築制限も、水戸市内の売却では確認しておきたいポイントです。
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