鹿島神宮駅の1日平均乗車人員は856人(2024年度・JR東日本発表)。決して多い数字ではありませんが、実は鹿嶋市には高速バス「かしま号」が10〜20分に1本というハイペースで走っており、鉄道の数字だけでは見えない交通事情があります。この記事では、東京・水戸方面からのアクセスと市内の移動手段を、公的データと公式情報にもとづいて整理します。
鹿嶋市はどんなまちか?人口・世帯・立地の基礎データ
常住人口63,285人・29,121世帯(令和8年7月1日現在)
茨城県公式「市町村のデータ」によると、鹿嶋市の常住人口は63,285人、世帯数は29,121世帯です(令和8年7月1日現在、面積106.04km²)※1。鹿島神宮の門前町として知られる一方、鹿島臨海工業地帯を抱える工業都市という顔も持ち、通勤・通学の移動パターンが「駅を使う人」と「車を使う人」に大きく分かれるのが特徴です。
鹿島臨海工業地帯が生んだ「車社会」という土地柄
鹿島臨海工業地帯には約180社・従業員約2.2万人が集積しており、県内最大級の工業集積地です※2。工業地帯や港湾関連施設への通勤は自家用車が中心で、市内の道路網(国道51号・124号など)は朝夕に一定の交通量があります。住まい選びの際は「駅からの距離」だけでなく「勤務先・生活動線までの車移動のしやすさ」も合わせて考えることが実務上のポイントです。
東京から鹿嶋市へ|3つのルートを比較する

高速バス「かしま号」-本数の多さが最大の武器
東京駅八重洲南口と鹿嶋市内を結ぶ高速バス「かしま号」(関東鉄道・JRバス関東共同運行)は、日中10〜20分間隔という都市間高速バスとしては非常に高い運行頻度が特徴です※3。運賃は片道2,100円(現金・IC共通)。停留所は水郷潮来・アートホテル鹿島セントラル・鹿島製鉄所・鹿島宇宙通信センター前・鹿嶋市役所前・鹿島神宮・鹿島神宮駅など多く、市内のどのエリアに住んでいても最寄りの停留所を選びやすい路線網になっています。所要時間の目安は約1時間40分〜2時間です。
JR鹿島線経由-乗り換え複数回・約2時間30分
鉄道での東京方面からのアクセスは、東京駅から千葉駅・佐原駅を経由してJR鹿島線に乗り継ぎ鹿島神宮駅へ向かうルートが一般的です。乗り換えが複数回発生するため所要時間は約2時間30分が目安となり、本数・所要時間の面では高速バスに軍配が上がる場面が多いのが実情です。
車-東関東自動車道 潮来ICから国道51号
車の場合は、京葉道路・湾岸道路方面から東関東自動車道に入り、潮来インターチェンジで下りて国道51号を鹿嶋方面へ進むルートが基本です。所要時間の目安は約1時間40分〜2時間(情報源により幅があります)※4。時間帯・渋滞状況によって変動するため、あくまで目安としてご確認ください。
水戸・県内主要都市から鹿嶋市へ
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線-水戸駅から約1時間15分
水戸駅からは鹿島臨海鉄道大洗鹿島線を利用し、乗り換えなしで鹿島神宮駅まで約1時間15分です。水戸市内から鹿嶋市への実家訪問・通院・通学などで鉄道を使う場合はこのルートが基本になります。
車での県内移動-国道51号が骨格
鹿嶋市の公共交通ネットワークは、国道51号とJR鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線がほぼ並行する形で市の骨格を形成しています※5。水戸・潮来・神栖方面との行き来は国道51号を軸に考えるとルートを把握しやすくなります。
鹿嶋市内の移動手段
鹿嶋コミュニティバス「神宮あやめ白帆ライン」
鹿嶋市は、市内の医療機関・商業施設などを結ぶコミュニティバス「神宮あやめ白帆ライン」の運行を支援しています※6。自家用車を持たない高齢者や学生の生活の足として、駅・バス停を中心に生活圏が形成されているエリアもあります。
鹿島神宮駅発着の路線バス網
鹿島神宮駅には関東鉄道の路線バスが複数系統乗り入れており、鹿嶋市役所前・鉢形・東山など市内主要施設をカバーしています。銚子・小見川方面など県境を越える路線バスも発着しており、駅を交通結節点とした生活が可能なエリアも一定範囲存在します。
自転車・徒歩で完結するエリア、車が前提のエリア
鹿島神宮駅周辺・市役所周辺は徒歩・自転車で生活利便施設にアクセスしやすい一方、鹿島臨海工業地帯周辺や郊外の住宅エリアでは自家用車が生活の前提になります。住まい探しの際は「毎日の生活動線に車が要るかどうか」を現地で確認することをおすすめします。
鹿島神宮駅の実力を数字で見る
1日平均乗車人員856人(2024年度・JR東日本発表)の意味
JR東日本の公表データによると、鹿島神宮駅の2024年度(令和6年度)1日平均乗車人員は856人です※7。都市部の駅と比べると少ない数字に見えますが、鹿嶋市の移動の主役は高速バス「かしま号」であることを踏まえると、この数字だけで駅の重要度を測るのは適切ではありません。
JR鹿島線と鹿島臨海鉄道、2社が同じホームに乗り入れる仕組み
鹿島神宮駅はJR東日本のJR鹿島線と鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線が乗り入れる駅です。会社境界駅ではないため、公表される乗車人員データは両社の利用者を区別せず合算した数値である点に注意が必要です。
東関東自動車道水戸線の延伸で何が変わるか

潮来IC~鉾田ICが2026年度に全線開通予定
国土交通省・NEXCO東日本の公表情報によると、東関東自動車道水戸線のうち潮来IC~鉾田IC間(約31km)は2026年度に全線開通する予定です※8。現時点では未開通区間があり国道51号を利用するケースが多い区間ですが、開通後は高速道路での移動という選択肢が増えることになります。
鹿嶋市の通勤・通学圏がどう広がるか
延伸区間が開通すれば、鹿嶋市から水戸・鉾田方面への高速道路アクセスが改善し、通勤・通学圏や物流ルートに変化が生じる可能性があります。開通時期・詳細は今後変更される可能性があるため、最新情報はNEXCO東日本・国土交通省の公式発表でご確認ください。
通勤・通学で鹿嶋市を選ぶ人の実際の移動パターン
東京都心へ通う人の平日ルート
東京都心に通勤・通学する場合、高速バス「かしま号」を使うケースが多く見られます。運行本数の多さから、始発・終電の融通が利きやすい点が選ばれる理由のひとつです。
水戸・つくば方面へ通う人のルート
水戸方面へは鹿島臨海鉄道大洗鹿島線、つくば方面へは車移動が基本になるケースが多く、勤務先の立地によって最適な移動手段が分かれます。住まい探しの段階で通勤ルートを具体的にシミュレーションしておくと安心です。
車を持たない暮らしは可能か|エリア別の現実
鹿島神宮駅周辺・市役所周辺であれば、高速バス・路線バス・コミュニティバスを組み合わせることで車を持たない生活も一定程度可能です。一方、鹿島臨海工業地帯周辺や郊外エリアでは、日常の買い物・通院を含め自家用車がほぼ前提となります。物件を検討する際は、地図上の距離だけでなくバス便の時刻表・本数まで確認することをおすすめします。
鹿嶋市の地価は交通利便性でどう変わるか
鹿島神宮駅周辺の地価目安
国土交通省地価公示(2026年)の集計によると、鹿嶋市の公示地価は市全体平均21,603円/m²・住宅地平均20,153円/m²です(前年比+0.58%)※9。鹿島神宮駅周辺の宮中・鉢形台・旭ケ丘といったエリアは相対的に高値の傾向があります。
郊外・工業地帯周辺の地価目安
工業地帯周辺や郊外エリアは駅からの距離があるぶん、地価は控えめな傾向にあります。ただし前述のとおり車移動が前提のエリアのため、駅距離よりも幹線道路へのアクセスのしやすさが実際の暮らしやすさに直結します。地価はあくまで市全体の平均・目安であり、個別の土地の価格を保証するものではありません。
鹿嶋市で実家・空き家をどうするか、交通の視点から
実家や空き家の売却・活用を検討する際、「駅から遠いから売れないのでは」という不安を持たれる方が多くいらっしゃいます。しかし鹿嶋市の場合、高速バス路線や幹線道路へのアクセスの良さが評価されるケースも少なくありません。交通の便を含めた物件の強みを正しく伝えることが、適正な査定・スムーズな売却の第一歩です。
ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸が選ばれる理由
当店は茨城県知事(2)第7366号の宅地建物取引業免許のもと、鹿行エリアを含む茨城県内の不動産売却・買取をサポートしています。ハウスドゥは古田敦也氏をイメージキャラクターとした全国ブランドの知名度と、地域に密着した査定力を両立している点が強みです。鹿嶋市の交通事情・生活動線を踏まえた査定・売却アドバイスも承っております。
まとめ|鹿嶋市の交通は「バス・鉄道・車」の三刀流
鹿嶋市の交通は、高速バス「かしま号」の高頻度運行、鉄道(JR鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)、そして工業地帯を支える車移動という3つの手段が組み合わさって成り立っています。鹿島神宮駅の乗車人員数だけを見ると控えめですが、実際の生活動線は駅の外側にも大きく広がっている点が鹿嶋市の交通事情の特徴です。エリアによって「駅・バス中心の暮らし」と「車中心の暮らし」のどちらが向いているかが変わるため、物件探しの際は現地での移動シミュレーションをおすすめします。
鹿嶋市のまち全体の暮らしやすさは鹿嶋市の住みやすさ|人口・地価・交通・防災を実測【2026】、子育て世帯向けの情報は子育て・教育ガイドと同様の切り口でまとめた鹿嶋市版記事、鹿島神宮駅周辺エリアに絞った暮らしの情報は鹿島神宮駅周辺の暮らしと住まいもあわせてご覧ください。鹿嶋市の不動産売却実績は売却査定実績とお客様の声でもご確認いただけます。
よくある質問(FAQ)
Q. 鹿嶋市から東京駅まで一番早い方法は?
A. 高速バス「かしま号」が10〜20分間隔で運行しており、本数の多さから使いやすい手段です。所要時間の目安は約1時間40分〜2時間、運賃は片道2,100円です。時間帯や道路状況により変動するため、最新の時刻表は関東鉄道の公式サイトでご確認ください。
Q. 鹿島神宮駅の利用者数は多いですか?
A. JR東日本の発表では2024年度の1日平均乗車人員は856人です。都市部の駅と比べると少ない数字ですが、鹿嶋市の移動は高速バスが主役という背景があるため、駅の利用者数だけで交通の便利さを判断しないことをおすすめします。
Q. 車がないと鹿嶋市で生活するのは難しいですか?
A. 鹿島神宮駅周辺・市役所周辺であれば高速バス・路線バス・コミュニティバスで一定の生活が可能です。一方、鹿島臨海工業地帯周辺や郊外エリアでは自家用車が生活の前提になるケースが多く、エリアによって事情が異なります。
Q. 水戸市から鹿嶋市への行き方は?
A. 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線を利用すると水戸駅から乗り換えなしで鹿島神宮駅まで約1時間15分です。車の場合は国道51号が県内移動の骨格になります。
Q. 東関東自動車道は鹿嶋市まで通っていますか?
A. 現時点(2026年)では東関東自動車道水戸線の一部区間が未開通で、潮来ICから国道51号を利用するルートが一般的です。国土交通省・NEXCO東日本の公表情報によると、潮来IC~鉾田IC間(約31km)は2026年度に全線開通する予定です。
Q. 鹿嶋市内の移動にコミュニティバスは使えますか?
A. 鹿嶋市はコミュニティバス「神宮あやめ白帆ライン」の運行を支援しています。医療機関・商業施設など生活に必要な移動をカバーしていますが、運行本数・エリアには限りがあるため、事前に時刻表を確認されることをおすすめします。
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