茨城県の県央エリアに位置する那珂市は、水戸市・ひたちなか市・東海村と隣接し、都市部への近さと田園地帯の落ち着きを併せ持つまちです。世界最先端の核融合研究施設が立地する「科学のまち」としての顔も持ちます。この記事では、ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸が、那珂市への引っ越しやマイホーム購入を検討している方に向けて、アクセス・子育て・地価まで、住みやすさを地元目線で徹底解説します。
那珂市はどんなまち?
那珂市は2005年1月21日に那珂町と瓜連町が合併して誕生した市です。合併当時の人口は56,726人・世帯数19,452世帯でしたが、那珂市公式サイトによると令和8年6月1日現在の住民基本台帳人口は52,270人(男25,702人・女26,568人)、世帯数は23,818世帯です。国勢調査基準の常住人口は51,287人となっています。人口は緩やかな減少局面にある一方、世帯数はむしろ増加傾向にあり、核家族化・単身世帯の増加がうかがえます。
基本データ(人口・世帯数)
面積は約97.8平方キロメートルで、水戸市の西隣、東海村の北隣に位置します。市域は旧那珂町エリア(菅谷・神崎・木崎・五台・戸多・額田・芳野)と旧瓜連町エリアに大きく分かれ、それぞれ異なる街並みと生活圏を持っています。
「科学のまち」としての顔
那珂市には量子科学技術研究開発機構(QST)の那珂フュージョン科学技術研究所(那珂核融合研究所)があり、日欧共同プロジェクトの超伝導トカマク型核融合実験装置「JT-60SA」が設置されています。2023年10月にはファーストプラズマ(初のプラズマ生成)に成功し、2026年以降は本格的な実験段階に入る計画です。世界最大級の核融合実験装置が身近にあることは、那珂市ならではのまちの個性といえます。
交通アクセス
JR水郡線・上菅谷駅が市の玄関口
那珂市の中心駅はJR水郡線の上菅谷駅で、水戸方面へ向かう本線と、常陸太田方面へ向かう支線(常陸太田支線)がこの駅で分岐します。市内には上菅谷駅のほか、中菅谷駅・下菅谷駅・常陸鴻巣駅・瓜連駅・静駅があり、水戸駅までは水郡線で20〜30分程度です。都心へは水戸駅でJR常磐線特急「ひたち」「ときわ」に乗り換えるのが一般的なルートになります。
常磐自動車道 那珂ICと道路網
車移動では常磐自動車道の那珂ICが市内にあり、水戸方面・都心方面へのアクセスに便利です。国道118号・349号が市内を通り、水戸市中心部までは車で20〜30分程度と、水戸への通勤・通学・買い物の拠点として機能しています。
コミュニティバスは廃止、現在はデマンド交通「ひまわりタクシー」
那珂市はかつて市内循環のコミュニティバスを運行していましたが、2020年(令和2年)3月末に全路線が廃止されました。現在は事前登録制の予約型乗合タクシー「ひまわりタクシー」が運行しており、月曜〜土曜日の8時から17時の間(日曜・祝日・年末年始は運休)、電話予約のうえ自宅から市内の公共施設・医療機関・商業施設、さらには水戸市の水戸駅北口・水戸京成百貨店、ひたちなか市内の一部施設まで利用できます(那珂市公式サイトより、要事前登録・利用料金は利用券制)。マイカーを持たない世帯にとって、こうした交通の選択肢があるかどうかは住み替えの判断材料になります。
高速バスで東京駅・バスタ新宿へ乗り換えなし
常磐自動車道の那珂ICには高速バス乗り場があり、茨城交通・JRバス関東が運行する「大子・太田線」(常陸太田・那珂市役所、または大子・常陸大宮・瓜連発着)が那珂IC経由で東京駅八重洲南口・バスタ新宿まで乗り換えなしで結んでいます。2026年7月6日からダイヤの一部改正が行われ、月曜早朝便の運行も始まりました(茨城交通公式サイトより)。車を使わず都心へ出たい方にとって、JR水郡線・常磐線特急ルートに加えたもう一つの選択肢になります。
旧那珂町エリアと旧瓜連町エリアで交通事情が異なる
那珂市は2005年の合併前、旧那珂町エリア(菅谷・神崎・木崎・五台・戸多・額田・芳野)と旧瓜連町エリアに分かれており、この2エリアで交通の使い勝手も異なります。上菅谷駅・中菅谷駅・下菅谷駅がある旧那珂町エリアは水戸方面への通勤・通学に便利な一方、常陸鴻巣駅・瓜連駅・静駅がある旧瓜連町エリアは常陸太田方面への接続に強みがあります。マイホーム探しの際は、通勤・通学先に応じてどちらのエリアが便利かも確認しておきたいポイントです。
子育て・教育環境
マル福(医療福祉費支給制度)と子育て支援
那珂市は小児・妊産婦を対象とするマル福(医療福祉費支給制度)について所得制限を撤廃しており、外来は1回600円(月2回まで、3回目以降は無料)、入院は1日300円(1か月3,000円が上限)で受診できます。このほか、市内に初めて住宅を取得する子育て世帯を対象にした「子育て世帯住宅取得助成金交付事業」など、住宅取得を後押しする独自の助成制度も設けています。
学校・保育環境
市内には那珂市立の小中学校が複数校あり、旧那珂町・旧瓜連町それぞれの地区に学区が設定されています。通学区域は住む地区によって異なるため、マイホーム購入時は那珂市教育委員会が公表する学区図での確認をおすすめします。
マル福や保育所、学園制の詳細は那珂市の子育て・教育ガイド|マル福・学園制【2026】で詳しくまとめています。
買い物・生活利便性
イオン那珂町店・サンモリノ那珂
買い物環境では「イオン 那珂町店」や複合商業施設「サンモリノ那珂」が市内の生活拠点になっています。イオン那珂町店の敷地内にはマクドナルドも併設されており、休日の買い物先として利用されています。
スーパー・ディスカウントストア
このほか、カスミ「フードスクエア那珂店」(上菅谷駅徒歩12分)、業務スーパー那珂店(下菅谷駅徒歩7分)、スーパーヒロセヤ、かわねや、マルトなど地域密着型のスーパーが点在し、車があれば日常の買い物に困らない環境です。
自然・レジャー・地域の行事
静峰ふるさと公園(日本さくら名所100選)
那珂市を代表する観光スポットが「静峰ふるさと公園」です。約2,000本の八重桜と約200本のソメイヨシノが植えられ、「日本さくら名所100選」に選ばれています。開花期には「八重桜まつり」が開催され、市内外から花見客が訪れます。JR水郡線の静駅から徒歩30分、常磐自動車道那珂ICから車で20分の立地です。
那珂川と豊かな自然
市の東側を流れる那珂川沿いには田園風景が広がり、都市部にはない開放感のある暮らしができるのも那珂市の魅力です。一方で川沿いエリアは後述する水害リスクの確認が欠かせません。
防災・ハザード情報
那珂川・久慈川の洪水浸水想定区域
那珂市は一級河川の那珂川・久慈川、および茨城県管理河川に接しており、市はこれらの河川を対象とした洪水浸水想定区域を「那珂市防災マップ」として公表しています。茨城県も令和5年から令和6年にかけて那珂川水系・久慈川水系の洪水浸水想定区域を更新公表しました。那珂市で住宅取得や売却を検討する際は、購入予定地・所有地が浸水想定区域に該当するかを、那珂市公式サイトの防災マップで事前に確認することをおすすめします。
洪水・土砂災害・地震のリスクや避難所の詳細は那珂市の防災・ハザードマップ完全ガイド|洪水・土砂災害・地震【2026年版】で地区別に詳しく解説しています。
エリア別の特徴
菅谷・瓜連エリア(旧那珂町・旧瓜連町の中心部)
上菅谷駅・中菅谷駅・下菅谷駅周辺の菅谷エリアは市役所本庁舎があり行政・商業の中心です。瓜連駅周辺の瓜連エリアには市役所瓜連支所があり、旧瓜連町時代からの街並みが残ります。
額田・木崎エリア
額田駅周辺の額田エリアや木崎エリアは那珂核融合研究所(QST那珂フュージョン科学技術研究所)に近く、研究機関関係者の住宅需要も見られる地域です。
那珂市の住まいの相場【2026年公示地価・目安】
民間の地価集計によると、那珂市の2026年(令和8年)住宅地平均は坪単価7万円台〜7万1千円台、平方メートル単価で2万1千円台が目安とされています。ただし前年比の変動率は集計元によって「−0.04%」「+0.39%」と符号が分かれており、地点や集計方法によって数値に幅があります。実際の売却価格は個々の土地の接道状況・地区・面積で大きく変わるため、正確な金額は那珂市を担当エリアとする不動産会社の査定で確認するのが確実です。
那珂市で家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと
那珂市の不動産売却相場を知る
那珂市は2005年の合併時から人口が緩やかに減少している一方、世帯数は増加しており、実家じまいや相続をきっかけに空き家・遊休不動産の売却を検討される方が増えています。地域の実勢価格は公示地価だけでは把握しきれないため、那珂市の不動産売却・買取・査定ページもあわせてご確認のうえ、地元の取引実績を持つ不動産会社への相談をおすすめします。
空き家を放置するリスクと解体補助金
那珂市内の空き家については、当社の別記事「那珂市に空き家の解体補助金はある?答えと代替制度【2026】」で制度の有無と代替策を詳しく解説しています。解体前に売却できないか、まずは現状のままでの査定をおすすめします。
ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸に相談するメリット
ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸は、那珂市を含む県央エリアの不動産売却・買取に対応しています。相続した実家、住み替えでの売却、空き家の整理まで、無料査定でお気軽にご相談いただけます。

よくある質問(FAQ)
Q1. 那珂市はどんな特徴のあるまちですか?
A. 水戸市・ひたちなか市・東海村に隣接する県央エリアのまちで、世界最先端の核融合実験装置「JT-60SA」を有する量子科学技術研究開発機構(QST)那珂フュージョン科学技術研究所が立地する「科学のまち」でもあります。JR水郡線と常磐自動車道那珂ICで水戸方面へのアクセスも便利です。
Q2. 那珂市の人口は何人ですか?
A. 那珂市公式サイトによると、令和8年6月1日現在の住民基本台帳人口は52,270人、世帯数は23,818世帯です。2005年の合併時(56,726人)と比べると人口は緩やかな減少局面にあります。
Q3. 那珂市の子育て支援制度にはどのようなものがありますか?
A. 小児・妊産婦のマル福(医療福祉費支給制度)について所得制限を撤廃しており、外来1回600円(月2回まで、3回目以降無料)、入院1日300円(上限3,000円/月)で受診できます。市内で初めて住宅を取得する子育て世帯向けの住宅取得助成金もあります。
Q4. 那珂市で車がなくても生活できますか?
A. 上菅谷駅周辺などの駅近エリアであれば徒歩圏に商業施設がありますが、イオン那珂町店やサンモリノ那珂など主要な商業施設への移動は車が便利です。日常の買い物や通院を考えると、車があるとより暮らしやすいまちといえます。
Q5. 那珂市で水害のリスクが心配です。どこで確認できますか?
A. 那珂市は那珂川・久慈川に接しており、市が公表する「那珂市防災マップ」で洪水浸水想定区域を確認できます。住宅の購入・売却を検討する際は、対象地が浸水想定区域に該当するか事前確認をおすすめします。
Q6. 那珂市の空き家は解体してから売るべきですか?
A. 一概には言えません。まずは現状のままで査定を受け、解体費用と売却価格を比較してから判断することをおすすめします。那珂市の解体補助金の有無については別記事「那珂市に空き家の解体補助金はある?答えと代替制度【2026】」で詳しく解説しています。
Q7. 那珂市の不動産売却の相談はどこにすればよいですか?
A. 那珂市を含む県央エリアの売却実績があるハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸まで、無料査定でお気軽にご相談ください。
Q8. 那珂市に路線バスはありますか?
A. 那珂市のコミュニティバスは2020年(令和2年)3月末に全路線が廃止されました。現在は事前登録制の予約型乗合タクシー「ひまわりタクシー」が運行しており、月曜〜土曜日(日曜・祝日・年末年始は運休)に市内の公共施設・医療機関・商業施設のほか、水戸市の水戸駅北口・水戸京成百貨店などへ移動できます(那珂市公式サイトより、要事前登録)。
Q9. 那珂市から東京へ車を使わずに行く方法はありますか?
A. JR水郡線で水戸駅まで出て常磐線特急「ひたち」「ときわ」に乗り換えるルートのほか、那珂IC発着の高速バス(茨城交通・JRバス関東「大子・太田線」など)で東京駅・バスタ新宿まで乗り換えなしで行く方法もあります。
那珂市の人口・世帯数の長期推移や公示地価43年分のデータについては、那珂市の人口と地価の推移|長期データで見る変化【2026】で詳しく解説しています。
まとめ
那珂市は、水戸市に近い立地と豊かな自然、そして世界最先端の核融合研究施設という個性を併せ持つまちです。人口はゆるやかな減少局面にありますが、世帯数は増加しており、住まいの動き(購入・相続・売却)が活発になっている時期でもあります。マイホーム探しはもちろん、実家の相続・空き家整理でお悩みの際は、地域事情に詳しいハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸へお気軽にご相談ください。
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