「潮来の実家、離婚することになったから整理したいけど、水辺に近い家って売れるのかな」。潮来市で離婚にともなう不動産のご相談をいただくとき、まずこうした不安を口にされる方が少なくありません。潮来市は霞ヶ浦・北浦・常陸利根川に囲まれた水郷のまちで、人口は約2.6万人、高齢化率は約37%と減少傾向が続いています。財産分与を進めるには、まず潮来市ならではの土地柄を踏まえたうえで、落ち着いて手順を整理することが大切です。
潮来市で離婚にともなう不動産売却が増えている理由
人口減少と水郷のまちという土地柄
潮来市はJR鹿島線が通り、潮来駅・延方駅周辺に住宅地が集積しています。年間の不動産取引件数は70件前後(2023年)と、決して大きな市場ではありません。人口減少が続くなかで「離婚を機に家をどうするか」を先延ばしにすると、名義や住宅ローンの問題が複雑になりやすいという事情があります。
「水辺に近いから売れない」は思い込みのことも
あやめ園や十二橋めぐりで知られる水郷エリアの物件は、「水害リスクがあるから売れない」と決めつけられがちです。しかし観光地や移住先としての需要が一定数あるのも事実で、立地の希少性を正しく評価すれば買い手が見つかるケースもあります。まずは思い込みで判断せず、査定を受けてみることが第一歩です。
財産分与の基本ルールと2026年4月の変更点
共有財産と特有財産
婚姻中に夫婦で協力して築いた財産は共有財産として財産分与の対象になります。一方、結婚前から所有していた不動産や、親から相続した実家は特有財産として扱われ、原則は分与の対象外です(民法768条)。潮来市では親から受け継いだ家や土地を売却する相談も多く、まずどちらに当たるかの整理が必要です。
分与割合の考え方
分与割合は原則2分の1ずつが目安とされていますが、実際の貢献度や事情に応じて話し合いで調整されることもあります。合意できない場合は家庭裁判所の調停・審判で決めることになります。
請求期限は「2年」から「5年」に変わった(2026年4月1日以降の離婚)
財産分与を請求できる期限(除斥期間)は、これまで離婚成立の翌日から2年でした。2026年4月1日に民法が改正・施行され、2026年4月1日以降に離婚した場合は請求期限が5年に延長されています。2026年3月31日までに離婚が成立している場合は、改正前のルールである2年が適用される点に注意が必要です。ご自身の離婚日がどちらに当たるか、早めに確認しておきましょう。
潮来市ならではの2つの確認ポイント
①旧潮来地区と旧牛堀地区で評価の考え方が異なる
潮来市は2001年4月1日、当時の潮来町が牛堀町を編入合併するかたちで市制施行し誕生しました。潮来駅周辺や市街地に近い旧潮来地区は、あやめ園・十二橋めぐりなど観光資源にも近く、比較的流動性のあるエリアです。一方、常陸利根川沿いに水田や農地が広がる旧牛堀地区(延方駅寄り)は、農地が付随する物件や低地の物件が多く、買い手の探し方や査定の考え方が旧潮来地区とは異なります。財産分与で不動産をどちらが取得するか話し合う際は、この地区ごとの違いを踏まえておくと判断しやすくなります。
②水郷エリアの水害リスクをどう査定に反映するか
霞ヶ浦・北浦・常陸利根川に囲まれた潮来市では、水害ハザードマップの確認が査定前の必須ステップです。浸水想定区域に入っているかどうかで売却時の説明義務や価格の考え方が変わるため、財産分与で「どちらが不動産を取得するか」を決める前に、ハザードマップ上の位置を夫婦で共有しておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。
不動産の分け方|3つの方法
現物分割
家や土地をそのまま分ける方法です。一戸建てや区画された土地では分筆が難しいことも多く、潮来市のような戸建て中心のエリアでは選択肢が限られる場合があります。
換価分割
不動産を売却して現金化してから分ける方法です。公平に分けやすく、水郷エリアの物件のように「売れるかどうか不安」なケースでも、査定額を基準に話し合いを進めやすいのが利点です。
代償分割
一方が不動産を取得し、その代わりにもう一方へ現金(代償金)を支払う方法です。子どもの学校の都合などで住み続けたい場合に選ばれます。
住宅ローンが残っている場合の注意点
オーバーローンとアンダーローン
売却価格よりローン残債が多い状態がオーバーローン、残債より売却価格が高い状態がアンダーローンです。潮来市は住宅地公示地価の平均が約13,315円/㎡(目安)と穏やかな水準のため、購入時期によってはオーバーローンになっているケースもあります。
任意売却という選択肢
自己資金での補填が難しい場合、金融機関の同意を得たうえで市場価格に近い金額で売却する任意売却という方法があります。競売より高値で売却できる可能性があるため、早めに不動産会社や弁護士へ相談することが大切です。
合意内容は公正証書に残しておく
調停や話し合いで分与方法がまとまったら、口約束や私文書だけで済ませず、強制執行認諾文言付きの公正証書を作成しておくことをおすすめします。分与後に約束どおり支払われない、名義変更に応じてもらえないといったトラブルを防げるほか、万一不履行があった場合に裁判を経ずに強制執行へ進めるメリットがあります。潮来市周辺にお住まいの場合、水戸公証役場など最寄りの公証役場に事前相談すると準備がスムーズです。
売却の流れと必要書類
査定〜引き渡しまでの5ステップ
①査定依頼(机上・訪問)→②媒介契約または買取の申し込み→③売却活動または契約手続き→④売買契約の締結→⑤決済・引き渡し、という流れが一般的です。財産分与が絡む場合は、③④の前に夫婦間で分割方法の合意を書面化しておくとスムーズです。

財産分与で必要になる主な書類
登記簿謄本(登記事項証明書)、固定資産税評価証明書、住宅ローンの残高証明書、離婚協議書(財産分与の内容を明記したもの)などが必要になります。財産分与を原因とする所有権移転登記には、離婚協議書や調停調書の写しが求められることが一般的です。
仲介と買取、どちらを選ぶべきか
仲介のメリット・デメリット
市場価格に近い金額で売却できる可能性がある一方、買い手が見つかるまで時間がかかることがあります。潮来市のように年間取引件数が限られるエリアでは、売却期間が数か月に及ぶこともあります。
買取のメリット・デメリット
不動産会社が直接買い取るため、早ければ数週間で現金化できます。離婚後は早く区切りをつけたいというご事情がある場合や、水郷エリアの物件で「売れるか不安」というケースでも、自社で買い取る不動産会社であれば水害リスクを織り込んだうえで柔軟に対応できることがあります。売却価格は仲介の相場よりやや低くなる傾向がある点は事前に把握しておきましょう。
費用と税金
仲介手数料の速算式
売買価格400万円超の場合、仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円+消費税」で計算できます。潮来市の中古戸建ての価格帯(目安500〜1,200万円)で試算すると、仲介手数料は数十万円程度になることが多いです。
財産分与にかかる税金の考え方
財産分与で不動産の名義を渡す側には、時価で譲渡したとみなされ譲渡所得税が課される可能性があります(譲渡益が出た場合)。一方、財産分与を受け取る側は、清算的な財産分与であれば原則として贈与税はかかりません。不動産取得税についても、清算的財産分与か慰謝料的な意味合いを含むかによって取り扱いが分かれることがあるため、詳細は税理士や税務署にご確認ください。
3,000万円特別控除は使えるのか
居住用財産の3,000万円特別控除には「配偶者や直系血族など特別な関係がある人への譲渡でないこと」という要件があります。離婚が成立する前に元配偶者へ譲渡すると特別関係者への譲渡とみなされますが、離婚成立後に第三者へ売却する場合は、他の要件を満たせば控除の対象になる可能性があります。財産分与のタイミングと売却のタイミングをどちらにするかは、税理士に相談したうえで決めることをおすすめします。
潮来市の不動産売却相場(目安)
中古戸建て・土地の価格帯
潮来市の住宅地公示地価は平均約13,315円/㎡(坪単価約4〜5万円)が目安です。中古戸建ての価格帯は500〜1,200万円程度で、潮来駅周辺と水辺エリアとで差があります。あくまで目安のため、実際の価格は個別の査定でご確認ください。
潮来駅周辺・水郷地区・旧牛堀地区のエリア差
潮来駅周辺は生活利便性が比較的高く、観光地にも近いため一定の需要があります。水郷地区は景観の価値がある一方、水害リスクの説明が必要です。旧牛堀地区は農地付きの物件や低地の物件が多く、買い手を農業目的・移住目的のどちらに向けてアプローチするかで進め方が変わります。
ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 県庁水戸が選ばれる理由
自社買取だから早い・水郷エリアの物件にも対応
当店は自社で不動産を買い取る買取専門店です。水郷エリアの物件や、農地が付随する旧牛堀地区の物件など、仲介では時間がかかりやすい不動産についても、早期の現金化をご希望の方に向けてご相談を承っています。
地域密着と古田敦也ブランドの安心感
ハウスドゥは古田敦也さんをイメージキャラクターとした全国ブランドでありながら、茨城県内では地域密着の店舗展開を進めています。離婚という繊細な事情に配慮しながら、無料査定・秘密厳守でご相談を承ります。
よくある質問
Q1. 離婚前でも売却の相談はできますか?
A. 可能です。離婚協議中の段階でも査定を受けて、財産分与の話し合いの材料にされる方は多くいらっしゃいます。
Q2. 水郷エリアの物件でも買取してもらえますか?
A. 対応可能です。水害ハザードマップの内容を踏まえたうえで査定いたしますので、まずはご相談ください。
Q3. 財産分与の請求期限が2年から5年になったと聞きましたが、いつから適用されますか?
A. 2026年4月1日以降に離婚が成立した場合に、請求期限5年が適用されます。2026年3月31日までに離婚が成立している場合は、従来どおり2年が期限となります。
Q4. 住宅ローンが残っていても財産分与できますか?
A. 残債があっても分与自体は可能ですが、売却時にオーバーローンとなる場合は、自己資金の補填や任意売却の検討が必要になることがあります。
Q5. 旧牛堀地区の農地付き物件も査定できますか?
A. 可能です。農地の扱いには農地法上の制限があるため、宅地部分と農地部分に分けて査定内容をご説明します。
Q6. 相談してから売却まで、どのくらいの期間がかかりますか?
A. 仲介の場合は数か月程度、買取の場合は早ければ数週間程度が目安です。財産分与の合意状況によっても変わりますので、まずはお気軽にご相談ください。
あわせて、潮来市の不動産売却・買取・査定のページや、潮来市の中古戸建の相場(2026年最新データ)もあわせてご覧ください。
まとめ|潮来市で離婚にともなう不動産売却を進める方へ
潮来市で離婚にともなう不動産売却を進めるときは、①財産分与の基本ルールと2026年4月の期限変更、②旧潮来地区と旧牛堀地区の評価の違い、③水郷エリアの水害リスクの説明、この3点を押さえておくことが大切です。「水辺に近いから売れない」と決めつけず、まずは無料査定でご相談ください。
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